手ぶれ防止機能付きのデジカメ発売

近年、コンパクトデジカメを中心に手ぶれ防止機能がつけられ好評を博しているが、このほど手ぶれの根本的な原因にまで対応したデジカメが発売された。
 手ぶれにはいろいろな対策がある。感度を上げシャッタースピードを上げる方法、さらにはCCDシフト方式などがあげられる。しかしこのようなデジカメ側の対応のみでは不十分であることは、デジカメユーザーにはよく理解できるところであろう。
 そもそも手ぶれというのは、人間の体の不随意筋のわずかな動きに起因するものである。体を固定しようと思っても、不随意筋の動きというのは制御することができない。このため、二秒セルフタイマーでシャッターを切ったとしても手持ちであれば場合によっては手ぶれしてしまうのである。
 逆に考えれば不随意筋を止めてしまえば手ぶれは無くなるのではないか。そう考えて開発は始まった。メーカーは医療機器なども扱っており、筋肉の動きを止めてしまう電気信号の調査まではすぐに行えたようだ。鍼灸やヨガや古武術など多くの手法などを参考にした。
 しかし随意筋も止めてしまったためシャッターを切れなくなったり、体のバランスがとれなくなって転倒したりとトラブルを繰り返した。その中でついに悲劇が起こってしまった。開発主任が手ぶれ防止装置を装着したまま近所の山に夜景を撮りに行って命を落としたのだ。開発主任は人気のない山頂でセルフタイマーを仕掛けた上で不随意筋停止信号を体に送った。そして随意筋も動きを止めてしまい、不随意筋停止解除の信号を送ることができずに、呼吸困難で窒息死してしまったのだ。上層部からは三脚があれば防げる事故、と開発中止命令が下った。しかし開発陣はその障害をはねのけ開発をなしとげた。開発主任の遺した夜景が美しかったからである。
 製品版では、腕の不随意運動を押させるだけにとどめ、シャッターを切った瞬間に解除信号を自動的に送るようになっており、安全性は確保されている。ただしこの機能制限のため、膝が笑っているなどした場合には手ぶれが起きてしまうおそれがあることはいうまでもない。山の風景などを撮影する人はあらかじめ足の筋肉をレンジャー訓練などで鍛えておく必要があるといえよう。また長時間露光撮影に挑戦する場合も呼吸困難のリスクがあるため、フリーダイビングなどで鍛えて欲しいとのこと。手ぶれのない写真を撮るための厳しい夏が訪れる。

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